ME・透析科
ME・透析科では体外で人工腎臓(ダイアライザー)を使って血液中の老廃物を取り除き、水や電解質のバランスを整え、きれいになった血液を再び体に戻す治療を行っています。看護師、臨床工学技士が配置されています。
透析について
腎臓の機能が低下して腎不全の状態になった人が、行う治療です。生体腎の変わりに血液透析で生体の機能を維持する治療で治癒はされない為、腎臓移植をしない限り一生続けていく必要があります。
透析に要する時間は、1回4~5時間、週3回が基本となります。
ME・透析科概要
- 透析技術認定士取得者が在籍しております。
- 体制 午前(6:30~)午後(11:00~)の2クール制
- ベッド数:14床
- 液晶TV完備・個人用ロッカー更衣室あり。
- 送迎サービスあり。
- その他、血管造影室や手術室などでも業務を行っております。
患者様へのお知らせ
当院のME・透析科では、
- 月1回胸部レントゲン撮影
- 月2回の血液検査
- 半年に1回の心電図検査
- 1年に1回の腹部エコー検査
を定期で行っております(その他必要に応じて検査あり)
また当院は循環器に特化しており、全ての透析患者様が月1回循環器内科を受診されている為循環器疾患等の早期発見・対応が可能です。
臨床工学技士って何?
臨床工学技士とは医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う専門職です。血液浄化業務、高気圧酸素療法業務、アンギオ室業務、ペースメーカー業務、機器管理業務などがあります。
血液浄化業務
持続的血液濾過透析(CHDF)、血漿交換(PE)、ビリルビン吸着、エンドトキシン吸着、腹水濾過濃縮再静注法などを行っています。
アンギオ室業務
アンギオ室では血管造影や経皮的血管形成術を行っています。
臨床工学技士はその中で検査や治療に関わる医療機器の管理・操作を行う仕事をしています。主に管理する医療機器としてはポリグラフ装置・超音波画像診断装置・血流予備量比測定装置・補助人工心肺装置・大動脈バルーンパンピング装置・除細動器・ペースメーカーアナライザーなどがあります。
ペースメーカー業務
ペースメーカーを植え込みされた方の健康管理の為、定期的に作動状況状態を把握し、医師の診察に役立てています。
機器管理業務
病院で必要不可欠な医療機器を安全に使用できるように点検・管理しています。医療機器のスペシャリストとして活躍しています。